スマホで無料で使えるレジアプリをお探しの方へ。あまり費用をかけずに、売上の分析や在庫管理だけは最低限しておきたいという方が多いのではないでしょうか？
会計には時間をかけたくなかったり、スペースの小さなお店だったりすると、手っ取り早くレジ業務をこなせるスマホのレジアプリは魅力的なツールです。
本記事では、スマホで今すぐに使えるレジアプリに加え、忘れてはならない周辺機器についても詳しく解説します。
スマホで今すぐ使えるレジアプリ5選【無料】
スマホで今すぐ使えるレジアプリは次の5つです。有料プランのあるものもありますが、どれも無料でも使うことができます。
エアレジ：定番。完全無料でレジに必要な基本機能が揃う。- STORES レジ ：無料でレジに必要な基本機能が揃う。ネットショップと連携できる。
- Square POSレジ：Square決済を使わなくも使える。デザインが良い。
- 即売レジ：個人が開発した即売会向けレジアプリ。フリマやイベントでの利用向き。
- スマレジ：多機能。何でもできるレジアプリ。無料にこだわるならおすすめしない。
：無料でレジに必要な基本機能が揃う。ネットショップと連携できる。エアレジ
エアレジは、日本で利用店舗数が最大の無料レジアプリです。iPadとiPhoneに対応しています。
Hotpepperやじゃらんなどを運営するリクルートが開発しています。
特徴は、全機能を完全に無料で使えることです。他のレジとは異なり、商品管理や顧客管理、細かな税率設定などの機能をすべて無料で使えます。
大手が開発していること、無料で充実した機能が使えることから人気が高いのもよくわかります。一方、無料ゆえ外部サービスとの連携機能が乏しい、系列サービスとしかできないというデメリットはあります。
それでも、スマホでレジアプリを使うなら一番おすすめの選択肢といえます。無料で充実の機能が使えるため、気になる方はまずは試してみてください。≫ 無料でエアレジを試す（無料アカウント登録）
STORESレジ
STORESレジも、無料で基本のレジ機能を使うことのできるレジアプリです。無料で使えますが、有料プランにすると、バーコードリーダが使えるようになります。
スマホでレジアプリを使いたい状況では、バーコードリーダは不要なケースが大半ですので、STORESレジも実質完全無料だといって問題ないでしょう。
エアレジとの大きな違いは、ネットショップとの連携ができることです。STORESレジでは、STORESで作成したネットショップとの在庫連携や総合的な売上分析ができます。
また、ネットショップ自体も無料で作れるため、
- ネットで商品を販売するのが中心だが、ときどき臨時出店する
- ネットも実店舗もまとめて管理したい
場合におすすめです。
もしエアレジとSTORESレジで迷った場合には、どちらも無料ですから実際に試してみてください。気に入ったほうを選べば、安心して使うことができます。≫ 無料でSTORESレジを試す（無料アカウント登録）
Square POSレジ
Square POSレジは、キャッシュレス決済Squareの提供するレジアプリです。iPadとiPhoneに対応しています。
Square決済のサービスなので、Square決済と一緒に使うのが通常です。iPhoneが一台あれば、Squareの小さな決済機器を用意するだけで、レジアプリだけでなく、キャッシュレス決済も可能になります。
スマホにレジアプリを導入して、できればキャッシュレス決済にも対応しておきたい、という店舗にピッタリのレジアプリです。
キャッシュレス決済の審査も他よりも通りやすく固定コストもないため、気軽にレジアプリとキャッシュレス決済の両方を始めることができます。
≫ 無料でSquare POSレジを試す（無料アカウント登録）即売レジ
即売レジは、その名の通り、同人誌販売やフリマなどの即売会向けに作られたレジアプリです。iPhoneやiPad、Androidに加え、AmazonのFireタブレットでも使えます。
売上分析はできませんが、商品とその数量を登録しておくと、販売記録が蓄積されます。販売記録はCSVデータで出力して、ExcelやGoogleスプレッドシートで自分で売上分析することはできます。
イベントなどでの一時利用など、本当にシンプルな機能だけで良い場合には最適です。一方、売上の分析やキャッシュレス決済など、レジアプリとして一般的な機能を期待する店舗には不向きです。
スマレジ
スマレジは、今回の5つのレジアプリの中で最も多機能で拡張性の高い本格的なレジアプリです。iPadとiPhoneに対応しています。
デリバリーサービスとの連携や細かな割引、税率設定などに対応しており、コンビニ等の一般的なPOSレジと同等の機能を求めるならスマレジ一択になります。
しかし、無料プランでは月別の売上分析ができず、日別の売上分析のみになるため、無料にこだわるのならおすすめできません。
有料プランは、1日あたり146円からです。紹介しきれないほど機能が多いため気になる方は、資料請求をして検討してみてください。≫ 無料でスマレジの詳細資料をダウンロード
スマホの無料レジアプリでは周辺機器も必要？
スマホでレジアプリを使いたい背景には「レジ機器で場所を取りたくない」「たくさん機器を用意、管理したくない」という希望をお持ちの方も多いでしょう。
スマホの無料レジアプリを使う場合、周辺機器は必要なのでしょか？
レジ業務はスマホのレジアプリだけで完結しない
結論としては、スマホで無料のレジアプリを使う場合であっても、周辺機器は普通必要になります。なぜなら、
はスマホだけではできないからです。レシートは手書きするから大丈夫！現金は財布で管理するよ！という比較的小さな店舗、臨時店舗の場合はもちろん読み飛ばして問題ありません。
しかし、そうでない場合は、
が必要になります。
無料レジアプリの周辺機器①：レシートプリンター
レシートプリンターは、スマホの無料レジアプリと接続する場合、Bluetooth接続もしくはWi-Fi接続対応製品を選ぶことになります。
手のひらサイズのレシートプリンターも多く販売されているため、場所をとる心配はありませんが、購入費用として2万円程度かかります。
こちらの記事も参考にしてみてください。
無料レジアプリの周辺機器②：キャッシュドロアー
キャッシュドロアーは、現金を保管する金庫のようなものです。キャッシュドロアーには、
- スマホの無料レジアプリと連携して「自動で開く」タイプ
- 「手動で開く」タイプ
の２つがあり、前者のほうが高くなりますが、それでも1万円程度で購入が可能です。
もちろんキャッシュドロアーの代わりに、持ち運びタイプの金庫を使うという方法も、規模に寄っては有力な選択肢となります。
規模感や場所（屋内・屋外）などを踏まえて、安全な現金の保管方法を考えるのが重要です。
無料レジアプリ周辺機器の導入費用は？
ここで気になるのが、周辺機器の導入費用です。スマホのレジアプリは無料でも、周辺機器には残念ながら購入費用がかかります。
しかし、決してものすごい高いわけではありません。小売店などでPOSレジ一式を導入するとなると、数十万円かかりますが、スマホの無料レジアプリと一緒に使うのであれば、
の２つを用意するだけです。高くても3万円程度に収まります。
1年使うと考えれば、最高でも1日80円程度の費用です。販売する商品、営業日数、店舗の規模でかけられる金額は変わってきます。けれども、
というメリットもあるので、必要経費と考えてみるのも大切かもしれません。
スマホ以外のハンディレジ、という選択肢
スマホの無料レジアプリとその周辺機器について解説してきました。省スペースにしたい、費用を抑えたいということなら、実はハンディレジという選択肢もあります。
ここからは、少しだけハンディレジについて解説します。
レシートプリンタなどが一体化
ハンディレジでは、
などが1つの端末に一体化しています。端末に厚みはあるものの、全体的なサイズ感としては、スマホとそこまで変わりません。
費用面について見てみると、たとえば、
となっており、スマホで無料のレジアプリを使い、別途周辺機器を用意する場合に比べて決して高額ではありません。
持ち運びが楽・使いやすい
レジ業務をこなすにあたって必要な装置がすべてまとまっているので、とにかくコンパクトにしたい、卓上で会計したいというニーズにはぴったりです。
一方で、キャッシュレス決済との併用が前提となってくるため、キャッシュレス決済をしたくない場合は不向きです。
まとめ：スマホで使える無料レジアプリ
今回は、スマホで今すぐ使える無料レジアプリについて紹介しました。
無料レジアプリならスマホで今すぐに使える
無料レジアプリの最大の魅力は「無料で売上分析や商品管理を始められること」です。高額なサービスを利用して期待通りのことができず、経費が無駄になることがありません。
無料ゆえ「とりあえず試しに使ってみて、相性が悪かったら本格的には使わない」という選び方ができます。特にエアレジやSTORESレジは迷いやすいため、実際に試してみるのがおすすめです。
無料とはいえ、どのレジアプリも機能が充実しています。ぜひ試したり、資料を確認したり手を動かしながら、相性の良いレジアプリを探してみてください。