タブレットにインストールするだけで使えるレジアプリですが、導入を考えてみると、
「iPad上のレジアプリだとレシートの印刷ができないのでは?レジアプリでもレシートを印刷する方法が知りたい。」
「レジアプリならかんたんに導入できそうだけど、レシートの印刷ができないと話にならない。」
と思われている方も多いはずです。そんな疑問・不安に向けて、レジアプリでレシートを印刷する方法とおすすめのレシートプリンターを紹介します。
レジアプリでレシートを印刷する方法
レジアプリでレシートを印刷する方法は「タブレット端末にレシートプリンターを接続する」だけです。レジアプリだからといって特殊な方法が必要なわけではなく、シンプルにレシートプリンターを接続すればよいのです。
では、どのようなレシートプリンターが必要なのでしょうか?
レジアプリのためのレシートプリンター
レジアプリでレシートを印刷するには、
- タブレット端末と接続できる
- レジアプリが対応している
レシートプリンターを選ぶ必要があります。
もちろんタブレット端末と接続さえできれば、レジアプリが対応していないレシートプリンターでも印刷できることはあります。しかし、安定した利用のためには、レジアプリの対応製品を選ぶのがベストです。
本記事では、レジアプリごとの対応状況を確かめた上で、レシートプリンターを紹介しています。
レジアプリに接続できるレシートプリンター
一般に、レシートプリンターは「接続方法」と「持ち運べるかどうか」で分類できます。レジアプリに接続できるレシートプリンターもその2つで分類してみましょう。
レシートプリンターを接続方法で分類
レジアプリに接続できるレシートプリンターの接続方法は、主に次の3つです。
レジアプリ対応:Bluetooth接続のレシートプリンター
Bluetoothは、タブレット端末とレシートプリンターを無線で直接接続する方法です。タブレット端末とレシートプリンターが近くにあることが前提となります。
また、タブレット端末とレシートプリンターは1対1で接続するため、複数のレジアプリでレシートプリンターを共有することはできません。
レジアプリ対応:LAN接続のレシートプリンター
LANは、タブレット端末とレシートプリンターをネットワーク経由で接続する方法です。
ネットワークと言うと難しいですが、基本的には同じWi-Fiに繋げることで、タブレット端末とレシートプリンターの通信が可能になります。
なお、Wi-Fiを使う際には、必ず有線LANだけでなく、Wi-Fi(無線LAN)に対応した製品を選んでください。
タブレット端末とレシートプリンターは必ずしも近くにある必要はなく、複数のレジアプリでレシートプリンターを共有できます。そのため、各スタッフがレジアプリを携帯し卓上で会計し、レシートだけは出入り口付近で印刷するといった運用ができます。
レジアプリ対応:BluetoothとLANの両方に対応したレシートプリンターもある
レシートプリンターの中には、BluetoothとLANの両方に対応した製品もあります。
幅広い使い方ができるので、レジアプリを導入した後の具体的な運用方法が定まっていない場合は、BluetoothとLANの両方に対応した製品を購入するのも手です。
レシートプリンターを持ち運べるかどうか
レシートプリンターには
の2つがあります。
持ち運び型のレシートプリンター
持ち運び型のレシートプリンターは、小型かつ軽量でその名の通り、スタッフが持ち運ぶことが可能です。据え置き型に比べ価格は安いですが、レシートの印刷速度が遅いというデメリットがあります。
据え置き型のレシートプリンター
一方、据え置き型は、レジ周辺に置きっぱなしにするレシートプリンターです。必ずしも大型ということはなく、手のひらサイズの製品もあります。
持ち運び型と比べると価格は高いものの、レシートの印刷速度が速く、レシートのカットも自動でできるなど機能が豊富です。また、複数の接続方法(LAN・Bluetooth・USB)に対応している製品も多いです。
卓上会計やイベントへの出店など持ち運ぶ必要がない限り、据え置き型のレシートプリンターのほうが使いやすいでしょう。いずれにしろ、レジアプリの利用シーンを具体的に思い浮かべてみることが大切です。
レジアプリにおすすめのレシートプリンター
ここから先は、レジアプリにおすすめのレシートプリンターを持ち運び型と据え置き型それぞれ紹介します。エアレジ・スマレジ・STORESレジ・Square POSレジの4つへの対応状況も同時に紹介します。
持ち運び型のレシートプリンター
1点目は、センコーインスツル製のモバイルレシートプリンターです。最小限の機能で、価格は最安レベルになっています。
メーカー・型番 | センコーインスツル MP-B20 |
対応レジアプリ | スマレジ・エアレジ・STORESレジ |
接続方法 | Bluetooth・USB |
レシート幅 | 58mm |
印刷速度 | 8cm/秒 |
価格 | 21,780円 |
2点目は、スター精密のモバイルレシートプリンターです。スター精密は、POSレジ関連製品を多く扱っており、信頼度が高めです。
基本の機能は上と同じですが、頑丈な作りになっており、2mの高さから落としても壊れません。屋外での使用にも向いています。
メーカー・型番 | スター精密 SM-S210i |
対応レジアプリ | スマレジ・エアレジ・ STORESレジ・Square POSレジ |
接続方法 | Bluetooth |
レシート幅 | 58mm |
印刷速度 | 8cm/秒 |
価格 | 36,667円 |
据え置き型のレシートプリンター
据え置き型1点目もスター精密製のレシートプリンターです。持ち運び型より少し印刷速度が速く、対応接続方法も豊富です。
メーカー・型番 | スター精密 mC-Print2 |
対応レジアプリ | スマレジ・Square POSレジ・エアレジ |
接続方法 | LAN・Bluetooth・USB |
レシート幅 | 58mm |
印刷速度 | 10cm/秒 |
価格 | 47,300円 |
2点目は、セイコーエプソンの多機能・高性能レシートプリンターです。この製品は、手のひらサイズにも関わらず、印刷速度が他よりも2倍以上速く、会計の時間を短縮できます。
また、接続方法が豊富で、iPadの給電はもちろん、プリンター本体を通じてiPadをLAN接続できるなど、非常に高機能になっています。迷ったらこの製品で間違いないでしょう。
メーカー・型番 | セイコーエプソン TM-m30II-H |
対応レジアプリ | スマレジ・STORESレジ |
接続方法 | LAN・Bluetooth・USB・Wi-Fi |
レシート幅 | 58mm |
印刷速度 | 25cm/秒 |
価格 | 50.820円 |
最後は、レシートプリンターとキャッシュドロアが一体になった「mPOP」と呼ばれる機器です。
レジの場所が狭い場合などは、こうした機器を使えば、機器の数を削減でき、コンパクトなレジ環境を実現できます。
メーカー・型番 | スター精密 mPOP |
対応レジアプリ | スマレジ・Square POSレジ・ エアレジ・STORESレジ |
接続方法 | Bluetooth・USB |
レシート幅 | 58mm |
印刷速度 | 10cm/秒 |
価格 | 78,100円 |
いずれもPOSレジ用品の専門通販であるストア・ストアとPOSセンターの価格のうち安い方を記載しました。
まとめ:レジアプリでレシートは印刷できる
レジアプリでレシートを印刷することは可能でした。レジアプリ特有の手軽さ、導入費用の安さを活かしながら、レジ環境を整備できるといいですよね。
本サイトでは、iPad向けの無料レジアプリについても紹介しています。まだ、レジアプリを決めかねているという方はぜひご覧ください。