タブレットタイプのPOSレジはiPadなどApple製端末向けが主流です。しかし、その一方で、
- iPadの購入コストが高い
- 既存のAndroid端末を活用したい
- 画面の大きいタブレット端末を安く購入したい
などの理由から、Androidで使えるPOSレジを導入したいお店もあるでしょう。
この記事では、Androidで使えるPOSレジ「Square POSレジ
」を紹介します。本記事の内容は次の3つです。
Androidで使えるPOSレジはほぼない
Android対応のPOSレジとして、有名なのは次の3つです。
- Square POSレジ
- Loyverse POS
- PadPos
iPad向けのPOSレジは多く存在する一方で、そもそもAndroid向けのPOSレジは数が非常に少なくなっています。
そして、上のAndroid向けPOSレジには、大きな問題を抱えているものもあります。
海外向けor開発終了している
上にあげた3つの中の「Loyverse POS」は、ヨーロッパで開発された海外製品となっています。
決して日本だから使えないということはありませんが、日本語での情報が少なく、日本ではあまり使われていないのが実情です。サポート体制や日本の税制変更への対応を考えると、Loyverse POSを導入することは良い選択ではないでしょう。
また、PadPosは2016年を最後に開発が終了しており、近年のAndroid端末ではそもそも動作しません。
Square POSレジだけは使える
以上の理由から、Android対応のPOSレジのうち、Loyverse POSとPadPosは現実には使うことができません。
となると、残されている選択肢は「Square POSレジ」だけになります。では、Square POSレジはきちんと使えるのか、その機能性・実用性を考えてみましょう。
Square POSレジがAndroidできちんと使える理由
Square POSレジがAndroidのPOSレジとしてきちんと使える理由がこちら。
逆に言うと、上であげた残りの2つのPOSレジは、これらがどれか欠けています。
POSレジとして有名である
Square POSレジは、POSレジとしての知名度が高く、有名です。本サイトでも他のPOSレジと一緒に紹介しています。
有名サービスだからこそ、導入事例も多く、機能追加・改善等も積極的に行われていくでしょう。POSレジを使う上では、安心要素となります。
利用しているお店が多い
有名であることは、そのままSquare POSレジを利用するお店の多さにつながります。
もともとは海外サービスにも関わらず、日本国内でも飲食店・美容室・小売店など様々なお店で利用されています。
スクエアはキャッシュレス決済サービスということもあって、Squareのキャッシュレス決済とPOSレジを両方使うお店も多いようです。
今後も開発が続くAndroid対応POSレジ
当然ですが、Square POSレジは今後も開発が続くと考えて問題ないでしょう。
POSレジはキャッシュレス決済と同時に導入されることも多いため、Square運営の戦略として、POSレジの開発は今後も続けられるはずです。
サービスの開発が揺らいでいると、法律の変更やバグの修正などがなされない他、将来的に他のPOSレジに移行せざるを得なくなるかもしれません。
Square POSレジでは、そういった可能性が小さく、Androidで使えるPOSレジとしては最も賢い選択といえます。そう、安心して使うことができるのです。
Square POSレジをAndroidで使い始めるまでの手順
ここからは、そんなAndroidで使える唯一のPOSレジであるSquare POSレジを使い始める手順を解説します。
どのようなお店の方でも、完全無料で使い始めることができます。また、Squareのキャッシュレス決済の導入も必須ではありません。
POSレジ選びでは、実際に操作してみて決めることが何より大切です。簡単にできますので、ぜひ試してみてください。
アカウント登録
まずは、Square POSレジサイトからアカウント登録をします。中央の青いボタンからアカウントを登録できます。
Square POSレジアプリをダウンロード
アカウント登録が終わったら「Square POSレジ」アプリをダウンロードします。Androidに搭載されているGoogle Playストアからダウンロードできます。
Square自体は、iPhone・iPadに対応しているので、もちろんiPhone・iPadにダウンロードしても良いです。後からAndroidに切り替えることもできます。
Square POSレジをAndroidで利用開始
ダウンロードができたら、あとはSquare POSレジを使い始めるだけです。経営店ですぐに使うかどうかはさておき、試しに触ってみるのがおすすめです。
また、Squareはそもそもキャッシュレス決済サービスです。もしキャッシュレス決済の導入も考えているのであれば、Squareの周辺機器等もチェックすると良いでしょう。
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iPadのPOSレジという選択肢
今回はAndroidで使えるPOSレジをご紹介しました。しかし、冒頭でも述べたとおり、タブレットタイプのPOSレジではiPad向けのものが圧倒的に多く、さらには、Square POSレジより機能の多いものも選べます。
たとえば、人気の高いスマレジでは、自動釣銭機の接続やデリバリーサービスとの連携など、スクエアにはない機能が多く詰まっています。
iPadのPOSレジなら選択肢が広がります。コスト面からAndroidを選びたい場合もありますが、将来を見据えてiPadを導入するのも1つの手と言えるでしょう。ぜひ検討してみてください。