サロンや飲食店など、予約管理をしなければならない業種の方なら、
こう思ったことがあるのではないでしょうか。
そこで今回は、POSレジにおける予約管理、つまりPOSレジと予約管理システムの連携、一元化について解説します。
最新の情報をもとに、POSレジで予約管理する方法や対応した製品を詳しくまとめました。実際に無料で試す方法もご紹介しますので、POSレジで予約管理をしたいという方はぜひ試してみてください。
POSレジで予約管理する方法
POSレジで予約管理する方法は2つあります。
方法1:POSレジと連携できる予約管理システムを使う
1つ目の方法は、POSレジと連携できる予約管理システムを使うことです。
ここでいう「連携」とは、予約データや売上データが自動的にPOSレジと予約管理システムで共有できたり、POSレジ上で予約を確認できたりすることです。
POSレジとの連携を前提として作られているため、適切なデータ管理、レジ業務と同じ操作感で予約を確認できるなどのメリットがあります。
一方、使っているPOSレジによっては予約管理システムとの連携ができなかったり、POSレジ提供会社の関連サービスしか利用できないなど、制約があることが多いです。
方法2:タブレットPOSレジに予約管理システムを追加
2つ目の方法は、タブレットPOSレジに予約管理システムの専用アプリをインストールする方法です。
タブレットPOSレジなら、その土台であるタブレット端末に予約管理アプリをインストールすることで、かんたんにPOSレジと予約管理システムを一緒に使うことができます。
この方法では、POSレジと予約管理システムを自由に選べる点がポイントです。タブレット端末にインストールできるPOSレジと予約管理システムをそれぞれ選ぶだけでいいことになります。
しかし、データの連携や使いやすさを考えたときには、タブレットPOSレジであっても、一緒に使える予約管理システムはやはり絞り込まれてしまいます。
POSレジで予約管理する方法は、以上2つでした。それぞれの特徴は次のとおりです。
ここから先は、後者のタブレットPOSレジでの予約管理に焦点を当てて、具体的な製品を紹介していきます。データの連携や相性、料金なども、詳しく解説しますので、ご安心ください。
予約管理できるPOSレジ5選
予約管理できるPOSレジは複数ありますが、おすすめは次の5つです。
それぞれ特徴、連携可能な予約管理システム、その料金について詳しく見ていきます。
予約管理できるPOSレジ①:Square POSレジ
Square POSレジは、Square決済というキャッシュレス決済サービスのPOSレジです。タブレットPOSレジとしては数少ないiPadとAndoird両方に対応したPOSレジです。
Square POSレジでは、その土台となるタブレット端末に「Square 予約」アプリを入れることで、POSレジと予約管理システムを一緒に使えます。
Square予約は無料でも使うことができ、スタッフ数無制限、顧客管理、予約可能日時の設定など予約管理には欠かせない機能が搭載されています。
無料版でもInstagramやGoogleからの予約機能があるため、美容サロンなどでInstagramを通じた発信を行っている店舗とは相性がとても良いです。
Square決済を用いてキャッシュレス決済をする際には、所定の手数料がかかります。しかし、月額費用0円でも使えるため、低コストでPOSレジと予約管理システムの両方を導入できます。
» 無料でSquare 予約を試す予約管理できるPOSレジ②:ポスタス(サロン向け)
ポスタスは、小売・飲食・美容の3業種向けに異なるプランを持つPOSレジです。タブレットPOSレジではありますが、飲食店向けには大型ディスプレイの専用機器を提供するなど、柔軟性の高いサービスです。
サロン向けのプランPOS+ beauty には、
- 予約管理
- 専用のWeb予約ページ
- 自動でDMを送信し、予約を最速
- 電子カルテに手書きメモや写真を保存
などの機能もあります。月額費用は12000円と高めの設定ですが、サロン経営に必要な機能がすべて入っている作り込まれたPOSレジです。
他のPOSレジとは違い、複数のサービスを契約したり、同じデータを2回入力したりすることもないため、シンプルに楽に使うことができるでしょう。
外部の予約管理システムとの連携もでき、自由度がかなり高いです。連携については、資料請求もしくはお問い合わせでご確認ください。
≫ 無料でポスタスの詳細資料をダウンロード予約管理できるPOSレジ③:エアレジ
エアレジは、リクルートの提供する完全無料で使えるPOSレジです。無料という手軽さとそのシンプルな使い心地から、国内では利用店舗数が最大のPOSレジアプリです。
そんなエアレジには、エアリザーブという姉妹サービスがあります。無料から使える予約管理システムで、無料版でも予約確認メールの送信や顧客管理など、単なる予約管理以上の機能が使えます。
同じAirID(リクルートの店舗向けIDアカウント)で契約できるため、管理上の手間を減らせます。
≫ 無料でエアレジを試す(無料アカウント登録)予約管理できるPOSレジ④:Bionly(サロン向け)
Bionlyは、サロン専用に開発されているPOSレジです。
通常のPOSレジの機能はもちろんですが、予約管理、顧客管理機能が搭載されています。さらに、顧客のみが購入できる専用ECサイトの運営や顧客向けのアプリがあるなど、非常に機能が充実しています。
サロン向けといいう点では、ポスタスbeautyと似ていますが、機能そのものは、Bionlyのほうが多くなっています。詳しく知りたい方は、ホームページを確認してみてください。
予約管理できるPOSレジ⑤:スマレジ
スマレジは、その豊富な機能と高い拡張性が魅力のPOSレジです。
タブレットPOSレジでありつつも、豊富な周辺機器のバリエーション、機能、外部サービスとの連携による拡張性を持ち、設定次第で様々な使い方ができるようになっています。
スマレジには「App Market」という追加機能をユーザーが選べる仕組みがあります。App Marketを利用することで、様々な予約管理システムとの連携ができます。APIも充実しており、独自の予約管理システムとの連携も可能です。
具体的に連携できる予約管理システムは、
- Lリザーブ
- LTV-Salon
- TORETA(トレタ)
- スマレジ公式予約管理
などです。
POSレジそのものの自由度が高いので、独自のニーズをお持ちの店舗ならスマレジ一択です。そうでなくても、POSレジに拡張性がほしい場合や業務の一元管理に興味がある場合は、スマレジが向いているかもしれません。
無料で資料請求すると、詳しい機能についてわかります。ぜひ一度確認してみてください。
≫ 無料でスマレジの詳細資料をダウンロード
POSレジにおける予約管理の使い勝手・メリット
予約管理できるPOSレジとして、5つの製品を紹介しました。みなさんの店舗では、どれが良さそうか想像がつきましたでしょうか?簡単には決められないという方が多数だと思います。
ここからは、POSレジにおける予約管理の使い勝手・メリットをご紹介します。
予約管理とPOSレジを一緒に使える→一元管理
POSレジで予約管理するということは、どのような方法にしろ、予約管理システムとPOSレジを一緒に使うことができるということです。
それぞれに専用の機器を用意する必要がなく、タブレットPOSレジであれば、数回タップして予約管理画面を開くか、アプリを切り替えるだけで済みます。
管理する機器が少なくて済むというのはもちろん、POSレジと予約管理システムを同一の契約・アカウントにまとめれば、事務上、経理上の管理の手間も大きく減るでしょう。一元管理に近い形を実現できるのです。
予約管理もレジも同じ操作感になる
予約管理もレジも同じ操作感で、操作できます。
ポスタスやBionlyのようにPOSレジに予約管理システムが組み込まれている場合はもちろん、Squareなど別アプリとなっていても、操作画面の色合い、雰囲気が似ているだけで、かなり操作しやすくなります。
レジと予約管理システムがあまりに異なると操作感だと、覚えることも増えてしまいます。同じ操作感であれば、覚えることも少なく新入りのスタッフでも楽に使うことができます。
デメリットは予約管理システムの候補が絞られること
初めでの述べたとおり、POSレジと予約管理システムを連携させようとすると、どうしても予約管理システムの候補が絞られてしまいます。
その逆も然りで、予約管理システムを先に選ぶと今度は、POSレジの候補が絞られてきます。
連携できる、一緒に使える、というメリットを享受するためには仕方がないことですが、捉え方によってはこれがデメリットとも言えます。
店舗において重要なのは、両者の連携なのか、それぞれの機能、自由度なのか、そのあたりをよく考えながら導入する必要があるでしょう。
POSレジで快適な予約管理をはじめよう
以上、POSレジで予約管理する方法と、その具体的な製品、メリット・デメリットをご紹介しました。どういったシステムを使っていきたいか、想像することができましたでしょうか。
慎重に選ぶのが大事(実際に試して確認)
こうしたPOSレジや予約管理システムの導入では、慎重に選ぶことが大切です。一度導入したシステムを切り替えるのは、お金がかかり、さらには再度選び直しをするなど、容易ではないからです。
選び方としては、本記事を参考にするのも、公式サイトを見るのも良いですが、実際に試して確認するので一番安心です。
無料のサービスであれば、登録だけですぐに試しに使ってみることができますし、有料のサービスでも資料請求や問い合わせをすることで実際に試せる場合があります。
システムはお店にとって本質ではないものの、お店を支える重要な要素です。無料という利点を活用してどんどん試しつつ、最終的な決定はじっくりと考えてみてください。