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【比較】エアレジとスクエアのレジはどっちがいい?機能・導入費用を比較

「POSレジだと、エアレジかスクエアのレジ(Square POSレジ)のどちらかが良さそうだ。どちらにするか悩んでいる。機能の違い・料金の違い・周辺機器の違いってあるの?」

この記事では、POSレジのエアレジSquare POSレジを比較して、こうした疑問に答えます。

POSレジを選ぶ上で大切になる機能や料金、周辺機器などについて、エアレジとスクエアのレジを徹底的に比較しました。

どちらの方が、あなたの店舗のニーズにあっているか、考えながら読んでみてください。

本記事の内容
  • エアレジとSquare POSレジの共通点・違い
  • エアレジとSquare POSレジのメリット・デメリット
  • エアレジとSquare POSレジの選び方

エアレジとスクエアのレジの特徴・料金

エアレジとSquare POSレジは、どちらもキャッシュレス決済サービスの提供する無料のPOSレジです。キャッシュレス決済サービスが提供していることから、

  • エアレジ→エアペイ
  • Square POSレジ→Square決済

というように連携が可能になっています。

必ずしもキャッシュレス決済サービスを使う必要はなく、現金会計でレジ単体でも利用できます。それぞれの特徴について見てみましょう。

エアレジ

0円でカンタンに使えるPOSレジアプリAirREGI

エアレジは、リクルートが開発するタブレット型POSレジです。

無料でアカウント登録をして、エアレジのアプリをダウンロードするだけで使える、という便利さから、アカウント作成数は60万件以上にもなります。

エアレジは機能がわかりやすく、操作がかんたんで無料レジアプリとしては完成度が高いです。エアペイとの連携も可能ですが、エアレジだけでも全く問題なく使えるのでおすすめです。

スクエアのレジ(Square POSレジ)

Square POSレジ

Square POSレジは、外資系の決済サービスSquareが開発するタブレット型POSレジです。日本では、日本法人であるSquare株式会社が運営しています。

無料というのはエアレジと共通しており、Square決済を使わない場合でも利用可能です。顧客管理など、エアレジにはない機能があります。

Squareは全体的に機器のデザイン性が高いため、美容室やカフェなどお店のデザインにこだわりたい店舗におすすめです。

エアレジとスクエアの機能を比較

それでは、エアレジとスクエア(Square POSレジ)の機能を比較してみましょう。今回は、POSレジの主要な機能と言える次の4項目で比較しました。

エアレジとSquare POSレジの比較ポイント
  • レジ機能
  • キャッシュレス決済への対応
  • 在庫管理
  • 売上の分析機能

レジ機能

エアレジとスクエアの、レジ機能は基本的に同じです。いずれも、

  1. 商品をスキャン・画面上で選択
  2. 総額が計算される
  3. 支払い方法を選ぶ
  4. お釣り・レシートを出す

という定番の流れで会計を進められます。

2つのPOSレジの異なる点としては、エアレジの方が軽減税率などの複数税率の会計がわかりやすい点です。

エアレジだと商品ごとに「10%」「8%」「注文時に選択」を設定するだけです。一方、 スクエア(Square POSレジ)だと、税率の定義や適用範囲など、複雑な設定をしなければならず使いにくくなっています。

キャッシュレス決済への対応

エアレジもスクエア(Square POSレジ)も、キャッシュレス決済への対応が可能です。冒頭でも述べたとおり、いずれもキャッシュレス決済サービスの運営するPOSレジだからです。

繰り返しですが、次のように連携ができます。

  • エアレジ→エアペイ
  • Square POSレジ→Square決済

クレジットカードや交通系ICなど、メジャーな決済方法はどちらも対応しています。

エアペイとSquare決済どちらも対応している決済方法
  • クレジットカード(Visa・Mastercard・AmericanExpress・JCB・DinersClub・DISCOVER)
  • 電子マネー(iD・QUICPay)
  • 交通系IC(Suica・Pasmo・kitaca・toica・manaca・ICOCA・sugoca・nimoca・はやかけん)
  • QRコード決済(PayPay)

一部エアペイでしか使えないキャッシュレス決済方法も存在します。

エアペイしか対応していない決済方法
  • クレジットカード(UnionPay)
  • QRコード決済(auPAY・d払い・Jcoin・楽天ペイ・WeChat Pay・Alipay+)

エアペイなら中国系のサービスにも対応しています。観光客が多い地域であれば、エアレジを導入してエアペイと連携するのが良いでしょう。

決済手数料や振り込みサイクルも比較してみると、次のようになります。

AirレジSquare POSレジ
キャッシュレス決済サービスAirペイSquare
決済手数料クレジット・電子マネー:3.24%
交通系IC:2.95%
QRコード:2.95%(Coin+は0.99%)
3.25%
導入費用キャンペーン利用で0円4,980円〜
機器のデザイン黒い端末白い端末
オールインワン端末あり
導入スピード1〜2週間最短当日
振込手数料なしなし
入金サイクル月に3回or6回
※QRコード決済は翌月末1回
最短翌営業日
※PayPayも翌営業日
対応OSiOSiOS・Android

導入費用や決済手数料をみるとAirレジと使えるAirペイのほうが有利です。一方、入金サイクルや導入までのスピード感はSquareがよくなっています。

特に、SquareはQRコード決済のPayPayの入金サイクルも最短翌営業日と、翌月末払いのエアペイよりも断然早くなっています。

また、Androidに対応しているのはSquareだけです。卓上決済で使えるオールインワン決済端末「Squareターミナル」は、Squareならではの特徴的な製品です。

ケース別に考えてみると、

とにかく費用を抑えてキャッシュレス決済を導入したいんです。

それならAirレジとAirペイの組み合わせが良いでしょう。

かかる費用よりも、その機能性を重視したい。できるだけ早く入金してほしい。

スピード感や端末の選択肢が優れているのはSquareです。

ということになります。

在庫管理

エアレジもスクエア(Square POSレジ)も、商品も在庫管理が可能です。しかし、機能的にみるとスクエア(Square POSレジ)の方が、在庫管理機能は充実しています。

エアレジは、商品ごとに在庫数を設定し、売れた分だけ自動で減っていくシンプルな仕組みです。

一方スクエア(Square POSレジ)には、小売店向けの「Square リテールPOSレジ」という多機能版が存在しています。Square リテールPOSレジを使うと、

  • 在庫数管理ツール
  • 複数店舗の在庫管理
  • 取引先管理
  • 注文書の自動作成
  • 在庫数量の変化予測

が可能になり、主に大量の在庫管理が必要となる小売店で役立ちます。

ただ、リテールPOSレジは有料プラン(月額6000円)でないと使える機能が多くありません。無料の範囲で比べるのあれば、エアレジもSquare POSレジも同じような在庫管理機能です。

AirレジSquare POSレジ
商品登録
軽減税率対応
割引商品毎・会計毎・事前設定カテゴリ毎・商品毎・数量・時間帯・期間
レシート印刷
領収書発行
在庫管理CSV一括インポート・エクスポート・在庫切れ通知CSV一括インポート・エクスポート・在庫切れ通知
顧客管理
座席管理

売上の分析機能

POSレジは、売上データを蓄積し、分析できるレジです。POSレジであるエアレジやスクエア(Square POSレジ)にもやはり、売上の分析機能があります。

エアレジとスクエア(Square POSレジ)の違いとしては、

  • エアレジ→AIrレジアプリ内でのみ分析結果を確認できる
  • Square POSレジ→Square データアプリで分析結果確認できる

があります。どちらのレジも分析できる内容に大きな差はなく、分析結果は自動で集計されます。

エアレジとSquare POSレジの導入費用・周辺機器を比較

エアレジとSquare POSレジの導入費用・周辺機器を比較

POSレジ導入では、その導入費用も大切なポイントです。

エアレジやスクエアの導入費用は、どういった周辺機器を使うのかによって決まってきます。それぞれの対応機器と費用について考えてみましょう。

対応機器・導入費用はほぼ同じ

どんなPOSレジでも、基本的な対応機器は同じです。エアレジとスクエア(Square POSレジ)も、

  • キャッシュドロア
  • レシートプリンター
  • バーコードリーダー
  • カスタマーディスプレイ

といった基本的なレジ周辺機器に対応しています。導入費用としては、iPad代(4万9800円)を含めると、

  • エアレジ(SII レシートプリンターセット:キャッシュドロア+レシートプリンター):99,800円
  • Square POSレジ(キャッシュドロア+レシートプリンター):119,400円

が目安となります。(公式サイトの周辺機器料金で算出)Square POSレジの方が2万円ほど高いですが、どちらも機器構成によってはこれより費用を抑えることは可能です。

エアレジは自動釣銭機に対応

以上に加え、エアレジは自動釣銭機に対応しています。

自動釣銭機を使うと、現金の出し入れ、管理がすべて自動化されます。お釣りの間違いや現金をめぐるトラブルを防ぐことが可能です。

従来、手作業で現金を数える必要のあったレジ締めが、一瞬で終わるのは大きな魅力です。しかし残念ながら、導入費用は数十万円と高く、導入のハードルが高いです。

スクエアのレジは決済端末のデザイン性が良い

POSレジというよりもキャッシュレス決済端末についてですが、Squareの端末はデザイン性に優れています。

決済端末内臓のiPadスタンドであるSquare スタンドや、1台でレジ、キャッシュレス決済、レシート印刷ができるSquare ターミナルなどがあります。

Square スタンドは白く周りに溶け込むデザインになっている。
Square スタンドを用いたレジでキャッシュレス決済をする様子

POSレジ周辺のデザイン、お店としての統一感にこだわりたい場合には、Squareを使うとかんたんに実現できます。

エアレジ・スクエアのレジのメリット・デメリット

エアレジ・Square POSレジのメリット・デメリット

では、エアレジとスクエアレジそれぞのメリット・デメリットを考えてみましょう。

エアレジ

エアレジの最大のメリットは、無料で使いやすいPOSレジを導入できる、という点です。無料のPOSレジアプリとしては、エアレジは機能が充実しており、経費を抑えつつも最新のPOSレジを使いたいお店には最適です。

また、対応できるキャッシュレス決済の数の多さや電話サポートがあることも、エアレジの魅力と言えます。

一方で、エアレジのデメリットとして、iPad・iPhoneでしか使えないこと、免税機能がないことがあげられます。

スクエアのレジ(Square POSレジ)

Square POSレジの最大のメリットは、キャッシュレス決済Squareと連携できる、という点でしょう。Square決済は審査が早く通りやすいので、キャッシュレス決済の導入も考えているお店にとっては大きなメリットです。

また、Squareの決済端末の種類が多く、お店の形態・予算にあわせた製品を選べる他、デザイン性が高いのは、エアレジにはないメリットといえます。

逆に、Square決済を使わない限り使う意味がない、というのがSquare POSレジのデメリットです。キャッシュレス決済を使う予定がなく、現金会計のみであれば、エアレジの方が良いです。

比較まとめ:エアレジ・Square POSレジの選び方

まとめると、エアレジ・スクエア(Square POSレジ)どちらを選ぶかというのは、次のように決めてはいかがでしょうか?

  • 無料でわかりやすいPOSレジがほしい→エアレジ
  • デザインにこだわりつつ、キャッシュレス決済も導入したい→Square POSレジ

みなさんのお店はどちらに当てはまりそうですか?最終的にどちらのPOSレジを選ぶかは、それぞれのお店次第ですが、最適なPOSレジを選ぶには慎重に決めることが大切です。

エアレジとスクエア(Square POSレジ)を比べたいとき、一番の方法は実際に試すことです。無料のアカウント登録をするだけでどちらも試せるので、ぜひ触って操作感を確認してみてください。

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